【教室・チーム運営】やる気を引き出すコミュニケーション

恋する石けんインストラクター


【写真は、恋する石けんインストラクター、
認定教室運営者が集まった指導要領会の写真】

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以前登山家でいらっしゃった高取剛充氏の講演

「やる気を引き出すコミュニケーション
~ヒマラヤ登山に学ぶチームビルディング~」

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を聴きに行ってきましたが
いかなる場面でも(子育てにおいても)あてはまり、
心に残ったことばかり。
熱いうちに文字に残しておこうと思います。

 

 

高取氏は、登山をする中で、
夢をもつことの重要性や
遠征登山というプロジェクトのマネジメント、
成功の可否を握る人間関係などについて考えさせられ

 

そのご自身の経験に基づき
体系化された企業研修を
行っていらっしゃいます。

 

冒頭でこんなお話がありました。
↓↓↓↓

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8000メートルのチョモランマへの
チームを結成するときに

 

●大学生や同窓生が集まったチーム
●公募で集まったチーム
の2つがあったとき、

当然、大学生チームは
長いつきあいがある中で
チーム全員が気心しれていて
仲が良い、また信頼しあっている関係です。

 

 

一方で、公募チームは
その時に初めて出会うという
どんな行動・言動をする人なのかも
これから登頂していく中でおしはかっていくという
大学生チームとは、まったく異なるチーム。

 

 

登山において「成功する」という意味は
命が無事でありながら、
1番に登頂し下山できることをさしますが

 

 

仲が良い、気心がしれている
こういった状態が必ずしも
成功する、うまくいくかというと
そうではないとおっしゃいます。

 

 

高度8000メートル
私たちが普段いる場所とは
想像もできない環境、
酸素が約1/3、固形物が食べられないので流動食。

 

 

半分本能で動いていて、
礼節などはどこかに飛んでしまうほど、
身についていないことはできない。

 

 

こういったある意味極限状態では
仲がよいことや
気心が知れていることは
成功に関与しない。

 

 

成功するために大切なことは、
成功にエゴがないこと。
チームにとって最善の選択ができること。

 

 

それには「山との対話をする」ことだと
おっしゃっていました。
社会との対話ではないと。

 

「ここで1番に登頂して下山できれば
マスコミがとりあげてスポンサーもつくだろう」
というような
社会的な立場を考えることを
「社会との対話」という
言葉であらわしていらっしゃいました。

 

 

これを一般の話におきかえると、
山との対話=自分との対話

 

自分との対話ではなく
社会との対話(体裁)をしている人は

うまくいかないということ。

 

「こんなことしたら
人から変に思われるかな?」

 

というように
行動において、人の目を行動指針にするような
ことをさしていらっしゃるのかなと思いました。

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以上は冒頭に自己紹介とともに
話してくださったこと。

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続いて本題
チームビルディングから学ぶ
やる気を引き出すコミュニケーション。

 

これは家族関係のあり方や
子育てにもいかせる内容でした。

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1.「モチベーションの源泉はどこにあるか」

★内発的動機付け
★外発的動機付け

を知ること。

 

 

特に「内発的動機」
これはリーダーが与えることができないが
相手の中から見つけ出し、
それを実現できる「環境」を与えることができる。

 

リーダーのゴールと
相手のゴールをすりあわせる。

 

ゴールの一致点の見つけ方は、
抽象度を上げる=意味づけを変える。

 

観察と質問の有効性。

 

質問しても答えがない場合は、
価値観にあった日々の過ごし方を聞くことで
リーダーのゴールを相手のゴールと
すり合わせることができたり、

 

相手にとって
意味のあるものに
できるかもしれないとのこと。

 

価値観とは、その人にとっての正しさ、
こだわり、好き嫌い、将来像、なりたい姿。

 

2.問題解決の2つのアプローチ

★問題・原因追求型
機械や仕組みに対しては有効

★ゴール逆算型
良い点に着目して解決する。
(よいところばかりをみて問題を見過ごすのではない。)

 

解決できた状態を想定し、それをゴールとし、
よいところをいかして解決方法を探る。
(x悪いところを直す)

 

前向きな対話(責めない)
「あなたには解決できる力がある」と尊重して、
「もしできるとしたらどうやると思う?」
とアイデアを発散させ、
自発的な取り組み姿勢を引き出していく。

 

3.やる気を引き出すコミュニケーション

ポジティブな関わり方に変える。
関心をもつ:相手は自分がどうなりたいかと思っているのか。

 

効果的な質問をする。
(こちらが聞きたいことを聞く質問ではない。)
相手が自分で設定したゴールに向けて
進むための発想を促す質問

 

 

アイデアを聞き、
よいアイデアがでたらどう実行するか聞き、
最後はいつやるか聞く。
(基準はあくまでも相手のゴール)

 

 

こちらで決めず相手に決めさせることで
責任感をもった”やる気”に強化される。

 

 

相手を「わかっていない人、できていない人」と
ラベル付けすると責めの姿勢になりがち。

 

 

相手に「(まだ未発見だが)答えを持っている人
できる人」とラベルをはると
答えを出すまで待つことができる。

 

 

”やる気は「出せ」といって
でるものではなく、

相手への関わり方によって
こちらが作り出すモノ”

 

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最後に

極限状態で、
どのように自分をコントロールするかという
質問がありました。


*あらかじめ行動を決めている。
その通りに行動する。

*ボ~ッとしていると情にながされて
判断が鈍る。

*何か事が起った時に判断しようとしても
とてもできない。

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ここから得られることは、
教室運営でも言えることです。

 

あらかじめ、行動を決める。
つまり、教室運営指針を作ること。

 

「友達やその紹介が対象だし・・・
知らない人はこないし・・・」

それならなおのこと
必要だとわたしは思います。

 

金銭のやりとりがある教室ならば
(お友達同士が集まってやるとしても)
必要な行動指針で、

 

これを最初に作っておくと
自分が迷うことがなく、
(モヤモヤすることを避けることができる)
とても助けになります。

 

これが結局、お友達とのおつきあいの「情」を
大切にすることになるのではないでしょうか。

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家族チームビルディング(笑)
娘を伴った最後の登山 4年前。
この後の年からは、娘が合宿で不在の間に
夫と2人で登っています。

 

(娘がブーブーブー言うのを
彼女のゴール(ダイエット)に照準をあわせて

肯定的な声でもちあげ、
なんとか登らせることができたのですが

 

これは私にとって、鍛錬でした。

 

ハイキングのようなものではないので、
自分のコントロール

イヤになるほどグズル、グズル・・・娘。

 

夫と娘、下界であんなに仲の良い2人が激変。
間に入りながら自分が試されたような感じの
忘れられない登山です。笑。)

 

昭和チックですが平成です(苦笑)
チャレンジだった北穂高。

 

 

【教室運営】目標の見える化の大切さ

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