【教室運営】伝える時の意識と3点支持



西穂高丸山からの朝焼け。

1泊2日で行ってきた山からの風景です。

 

登山を通して、見るもの、聞くこと
体験すること・・・

 

下界では感じることがなかった
多くの学びをもらっています。

 

だからいつも教室運営の話をするとき、
「山」にたとえてしまいますが、

 

今回の登山で得たことと
教室運営についてのつながりについて
2点お話したいと思います。

西穂高山荘~西穂高丸山~独標までが今回の目標。

独標(11峰)~10峰~9峰~
・・・・西穂高山頂までは

考えていなかったと言えば嘘になりますが、
体力だけでなんとかなるものと違って、
ほんの少し怖さが伴うその先への歩み・・・
難しいと思っていました。

ところが、独標で、山頂から戻っていらした年配の方が
登山用のスティックではなく、足の杖を使って
いらした様子から

内心、「あれ?杖でいかれたのかしら?
杖でいけちゃうぐらい・・・?」と思い、

「山頂までいかれたのですか?」と
うかがうと、

「うん、そうだよ」とのお返事。

「難しいところですか?」と
質問をしてみると、

その初老の方の言葉を
記憶をたどりながら一言一句
再現すると

「そんなでもない。慎重にゆっくりいけば
いけるよ。慎重にね、慎重に。」

この時、夫と2人だったのですが
後に夫のFBにかかれていたのを見ると、
この時の会話を
「なんてことないですよの一言」と
かかれていました。

同じ言葉を一緒に聞いているのに
私とは異なるニュアンスで
受け取っています。

これが今日の主題の1点目。

____________________
その場に一緒にいて同じ話を聞いていても
発した人の印象と受け取り手の状態により
言葉のニュアンスが異なる。
____________________

つまり、何か伝えたいことがある時、
(講座をするときも含めて)

_________________
●言葉を発する人(自分)の印象
●受取手の状態
_________________

この2つを意識する必要があるということ。

例に出した場合で言えば、
【言葉を発する人の印象】=
杖で上級コースを上り下りした年配の方の
第一印象

バリバリ登山者風の方が発した言葉なら
前のめりにならなかった。

年配の方は、長年の経験者であることは
みてとれるけれど
杖でいかれている・・・

【受取手の状態】
私「行ってみたいけれど、怖い」
←もともと6割行きたかった
←杖のご老人だけど、山の経験豊富そう、
慎重に行けば大丈夫なんだな

夫「無理そう、無理はしたくない」
←もともと6割行く気がなかった
←な~んだ杖のご老人でも行けちゃうんだ。

この言葉を発した人の受取手から見た印象と
受取手の状態、状況で
自分の中に取り込む言葉が
違うのです。

教室にあてはめてみると、

色々な状況や興味、バックグラウンドのある人が
一度に会していると、こういうことが
多くなるかもしれません。

上述の場面でいえば、結局はどちらも
「先へ行く」という決断で
同じ行動にいたってはいますが、

話をする場面で意図する伝えたいことがある場合は
「誰に向けて」という像を明確にすることが
大事だということがわかります。

講座内容に関しては、
その対象のニーズとウォンツを満たす
講座内容を考えることが必要になります。

そして主題の2点目は「3点支持」

きりたった岩稜帯を登ったり降りたり
する時に、右手、左手、右足または左足
の3点をしっかり支持にして
足を移動させていきます。

踏み外したら落ちてしまうので、
緊張と集中力がいるのですが、

頭の中は、「3点支持、3点支持」と
唱えながら・・・

 

その時ふと、この「3点支持」って
教室運営と一緒だなぁと思ったのです。

 

フェールマヴィの3点支持
「生徒さん」
「教室運営者、講師」
「理念から生まれるコンセプト」

緊張感強いられる
岩稜帯の山登りだったのに

足の置き場を探りながら
そういうことが浮かんできました。

【まとめ】

1)伝える時の意識

●人に与える自分の印象をおざなりにしない
●相手の状況・状態をみる、知る
→「恋する石けん」のレシピ作りと同じです。

2)教室運営の3点支持
3点は運営されている教室によってそれぞれで、
フェールマヴィとは異なるかもしれません。
知識、技能という言葉を当てはめることもあるでしょう。
けれど、その中の1点「理念から生まれるコンセプト」は
外せない要素ではないでしょうか。

(写真のポーズは、傘の柄のつもりです。
バックの山が「笠ヶ岳」だから。笑!)

夏休みですね。
よい夏を過ごしましょう!
(教室は8月も一部を除き、
通常レッスン通りです。)

 

最後に山頂からの眺めをお届けしますね。

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教室をすでにしているけれど、
運営について知りたい方へ
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