学びがいろいろありすぎて、
教室のテーマが決められない人へ
「いろいろなことを学んできたけれど、
結局、何を教えたらいいのかわからない」
小さな教室を始めたい方から、
こんなお話を聞くことがあります。
アロマを学んだ。
ハーブも好き。
石けんも作れる。
フラワーアレンジメントも好き
全部、インストラクターの資格をとって
それらを教える教室を開こうと思えば開ける。
さらに、
別の資格も持っている。
好きなことはたくさんあるし、
やりたいこともあふれている。
でも、いざ、
「あなたの教室は、
何を教えているんですか?」
と聞かれると、
うまく答えられない。
すると、
「資格が多すぎるのかな」
「もっとひとつに絞らなければ」
「何かを手放したほうがいいのかな」
と思ってしまうことがあります。
でも、
すぐに何かを手放す必要は
ないかもしれません。
まずやってみてほしいのは、
これまでの学びや
好きなこと、やっていることの中にある
「つながり」を見つけることです。
資格を並べても、
教室の魅力にはならない
ホームページやプロフィールに、
〇〇資格取得
△△認定講師
□□ディプロマ取得
と資格をたくさん並べても、
それだけでは、
「この人は、
どんな人のために、
どんな時間をつくってくれるんだろう?」
ということは伝わらないものです。
もちろんそれらの資格は、
これまで学んできた証で
とても大切なのですが、
資格そのものが
教室のテーマになるとは限りません。
大切なのは、
なぜ、私はそれを学んできたのか。
ということです。
まずは、全部書き出してみる
紙を一枚用意してください。
そして、
・これまで取得した資格
・学んできたこと
・好きなこと
・得意なこと
・人からよく相談されること
・時間を忘れてしまうこと
・何度も興味が戻ってくること
を、
全部書いてみます。
ここでは、
「教室に関係するかどうか」を
考えなくて大丈夫です。
書き出したら、
好きなものに丸をつける
「資格は持っているけれど、
実はあまり使いたいと思わない」
そんなものもあるかもしれません。
反対に、
「資格はないけれど、
ずっと好き」
というものもあるでしょう。
まずは、
心が動くものに丸をつけます。
何度も戻ってくるものに印をつける
さらに、
一度離れても、
また興味を持ってしまうもの。
何年経っても、
気になっているもの。
そんなものには、
もうひとつ印をつけます。
すると、
「私は、ずっとこれを大切にしてきたんだな」
というものが
見えてくることがあります。
「何を教えるか」より、その奥を見る
たとえば、
アロマ。
ハーブ。
石けん。
化粧品づくり。
フラワーアレンジメント
お菓子作り
一見すると、
それぞれ違うレッスンです。
でも、
その人が本当に大切にしているものが、
「植物を使って、
毎日の暮らしを心地よくすること」
だったとしたらどうでしょう。
教室の軸は、
「アロマ教室」
「ハーブ教室」
「石けん教室」
という資格の名前ではなく、
植物を暮らしの中で楽しむ教室
になるかもしれません。
あるいは、
アロマ。
写真。
カリグラフィー。
お菓子づくり。
という組み合わせでも、
「五感を通して、
自分らしい時間を楽しむ」
という軸が見つかるかもしれません。
大切なのは、
無理に全部をひとつの講座に
詰め込むことではありません。
バラバラな学びの奥にある、
自分らしい共通点を見つけること。
そこから、
教室のテーマが生まれてきます。
あなたの教室に必要なのは
「足すこと」ではないかもしれない
教室を始めようと思うと、
「もっと勉強しなければ」
「もうひとつ資格を取ったほうがいい」
と思いがちです。
もちろん、
学び続けることは
素晴らしいことです。
でも、次の資格を探す前に、
今まで自分が学んできたものを
一度眺めてみてください。
そこには、
すでに教室づくりの材料が
たくさんあるかもしれません。
必要なのは、
新しい何かを足すことではなく、
今あるものをつなげること。
そして、
「私は、誰に、
どんな時間を届けたいんだろう?」
と考えてみることです。
資格と資格をつなげるのではありません。
あなたの「好き」と「経験」。
あなたが大切にしていること。
そして、
目の前の人から求められていること。
それらをつなげていく。
そこに、
他の誰かには真似できない
あなたらしい教室が
生まれてくるのだと思います。
もし、
「いろいろ学んできたけれど、
自分の教室として
どうまとめたらいいかわからない」
「やりたいことはあるのに、
一歩目が決められない」
そんなふうに感じているなら、
ひとりで答えを出そうとしなくても
大丈夫です。
誰かに話してみることで、
自分では当たり前すぎて気づかなかった
「つながり」が見えてくることもあります。
まずは、
今までの自分の中にあるものを
書き出してみたり、丸をつけたりして
俯瞰して、眺めてみてください。
仕事と呼べる小さな教室と心のつくり方 