皆さんは、教室名や屋号を考える時に
どのようにされましたか?
また、これから教室を始める方は、
どんな名前をつけたらいいか
ワクワクしながら思い巡らしている方も多いと思います。
そんな教室名や屋号に
聴覚効果も取り入れてみてはいかがでしょうか?
言葉には、『音象徴』と言って、
言葉の音が持つ印象があり、
人はそれを感知しています。
下記のカクカクした星のような図と
丸々した図を見て、
どちらがmalumaでどちらがtakete
だと思いましたか?
答えを書いてしまっていますが、
ほとんどの人がここに書いたように
思ったのではないかと思います。
これは私たち日本人に限らず、
世界中で、文化や言語が違うところで聞い
同じ結果になるそうです。
また、同じ上記の絵に「Bouba」か「Kiki」という
名前をつけてくださいといったとしても、
大多数の人が、左側の角ばった絵に「Kiki」、
右側の丸みを帯びた絵に「Bouba」とするそうです。
これは、母語にかかわらず、人は、
「t」や「k」の音に角ばったイメージを、
「m」や「n」の音が柔らかい印象を持つ人が多い。
ということです。
また「音象学」の観点からみると、
「濁音のほうが強さを感じ
「モーラ数(音の数)が多いほうが強さを感じる」
このように名前に使われている音によって、
イメージに影響が出る現
一方、「音声学」というのがあります。
こうした「音象徴」を含めた
音の科学を科学的に行うものが
”音声コミュニケーション”における研究に
特化した学問領域。
例えば、発音の仕方
(濁点・半濁点、あるいは「あ」や「
人がその音を受け取る時に感じる
実験によって明らかにされていたりします。
その音声学の中で、大事な概念が
「阻害音」と「共鳴音」。
共鳴音は、丸ーるく女性的な印象を与えます
(maluma)
阻害音は、角ばっていて男性的な印象を与えます
(takete)
ちなみに秋葉原のメイドカフェには、
「萌えメイド」系と「ツンメイド」系がいるそうですが、
「ワマナちゃん」で「サタカちゃん」
という名前の2人がいたとしたら、
萌え系はどちら?ツン系はどちら?
「萌え」っぽいほうが「ワマナちゃん」
「ツン」っぽいほうが「サタカちゃん」と
選びそうです。
皆さんはいかがですか?
他にも、大きいイメージの音と
小さいイメージがする音の実験が紹介されていたり、
「名前が長くなると強いイメージになる」とか
音が発するイメージは、
結構、大切だったりします。
教室名や屋号を考えるときに
参考にしてみてはどうでしょうか?
ずっと使って大切にしたい屋号、
音が発するイメージからも考えてみてください。
ちなみに、私は、「フェールマヴィ」
フランス語のfaire ma vie
「私らしい人生、お気に入りの生き方」という名前を
2007年の教室オープン時から使っています。
この時は、まだ音象徴学のことなど知る由もなく、
こんな視点は、持っていなかったのですが、
フェールマヴィは、なんとなく、
ま〜るっぽいイメージがあり、
冷たい、より温かいイメージがあります。
めぐる暮らし、循環
音からはそんなイメージを
感じていただけたら嬉しいです。
お気に入りの生き方を
していける女性が増えますように。
【参考書籍】 お教室をはじめてみたいな できたら趣味の教室ではなく そのような思いがある方に向けて いつご登録いただきましても 無料メルマガですので
『「あ」は「い」より大きい!? ー音象学で学ぶ音声学入門』
川原繁人(著)/ひつじ書房
(→
教室をするってどうすればいいのかな。
また、始めてはいるけれど
このまま進んでいいのか迷っている
仕事と呼べるようになる
一歩踏み出したステージに行きたいな
「教室スタートのための12日間マインドセット」を
毎朝8時にメールをお送りさせていただいています。
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