教室を開いていると、思いがけないことって、たまに起きますよね。
予約の時間をうっかり間違えてしまったり、
材料の手配がギリギリになってしまったり…。
「ごめんなさい」の場面は、誰にでもあります。
でも実は、そんなときこそ
「ファンになってもらえるチャンス」なんです。
心に残った言葉
先日、西野亮廣さんのYouTubeを見ていて、こんなお話を聞きました。
「挽回の瞬間こそ、人が応援したくなる瞬間なんだよ。」
失敗しない人が立派なんじゃなくて、
失敗しても、そこからきちんと向き合って、行動で返せる人。
そんな人こそ、信頼されて応援されていくんだなぁと感じました。
小さな教室こそ“挽回力”が生きる場所
例えば・・・
■ 材料が足りなかった/手配ミスしてしまったとき
「次回、少しだけ豪華にさせていただきますね」
「代わりに、季節限定の○○をおまけでお渡しさせてください」
❁ 心を込めて対応することで、「あら、ありがとう♡」と、
むしろ喜ばれることも。
■ 予約のダブルブッキングをしてしまったとき
「こちらの不手際でご迷惑をおかけしてしまいました。
振替レッスンを、個別でゆっくりご案内させていただきますね」
❁ 特別対応をすることで、
“自分を大切にしてくれた”という実感につながります。
■ 配布したテキストにミスがあったとき
「ミスがありましたので、訂正&補足のミニ資料をお届けさせていただきます。
今回のテーマがもっと楽しく深まるように、おまけの小話も添えておきました♡」
❁ ただの謝罪ではなく、“プラスアルファ”の気持ちが嬉しいサプライズに。
■ 生徒さんからの質問への返事が遅れてしまったとき
「返信が遅くなってしまってごめんなさい。
気になっていたこと、きちんとお答えしたいと思って、
時間を取ってまとめました。よかったらご覧くださいね」
❁ 丁寧に返そうとした姿勢が伝われば、かえって信頼が増す場面です。
■ 体調不良でレッスンを延期することになったとき
「私の体調不良でレッスンを延期させていただくことになりましたが、
改めての開催日は、リラックスハーブティーのお土産をご用意しますね☕︎」
❁ “ごめんね”+“ありがとう”が伝わる対応は、誠実さを感じます。
どれも、“完璧じゃないけど誠実な姿勢”が伝わるからこそ、
「この先生のところにまた来たいな」って
思ってもらえるのだと思います。
こんな風に人数の多い大きなスクールでは難しいことも、
“自分サイズ”の教室なら、できることがたくさんありますね。
応援される教室には、あたたかい余白がある
長く愛される教室には、どこか“人らしさ”があります。
完璧じゃなくていい。
でも、「ちゃんと向き合ってくれる人だな」って、感じてもらえると、
生徒さんとの距離はぐっと近づきます。
そして、そんなやり取りの中から
「また来たいな」「応援したいな」って気持ちが生まれていくんだと思います。
おわりに
失敗したときこそ、心のあたたかさが伝わるチャンス。
小さな教室だからこそ、
「ちゃんと見てるよ」「ちゃんと想ってるよ」って
伝えられる距離感があります。
あなたの“挽回力”、大切に育ててみてくださいね。
それはきっと、これからの教室づくりの大きな力になります。