私自身が初めて教室を開こうと思った時、周りに同じような教室がなく、アロマ系は大手スクールばかりでモデルケースもない状態。何となくの自分の感覚と「こういうのあったらいいのに」という思いの見切り発車から、縁もゆかりもない土地である転勤先の福岡で教室がはじまりました。1年以上前から趣味でブログを書いていたので、そのブログのQ&Aの延長上の教室でした。
本名は明かさずハンドルネームのみでしたが、きっかけは生徒さんがたったひとりできたこと。続けていくうちに、1人が2人に、2人が3人に…。
すべてブログからのお申し込みのみでしたが、少しずつ人数が増えてきてだんだんと教室らしくなってきた半年後、夫の転勤で再び横浜に戻ることになったのです。
横浜に戻ってすぐのころは、家は人に貸していたために戻れず仮住まいになりましたが、そこでも教室運営は続けました。狭い場所でしたが、快適に過ごしていただく工夫は怠らず。
そのころ(2008年)から自宅教室がブームになり、関連する情報がサイトや書籍等でたくさん出るようになったり、周囲に同じような自宅教室を多く見るようになって、自分がやる必要性を真剣に考えるようになりましが、実はそこまでの信念も覚悟も当時の私にはありませんでした。
まずは、平日は会社員として働き、土曜日に自宅教室を開催するというダブルワークを想定してレッスンカリキュラムを組みました。すると想定に反して、募集した土曜日はすぐに埋まってしまい、キャンセル待ち状態に!
平日クラスの開催の要望を多くいただいたり、在籍の方からは、講座の感想とお礼のお手紙をいただいたりしているうちに、「求められていることに応えていくことが自分の仕事なのだ」という意志の筋が伸びました。
もう1度自分自身に決断を迫り、自分に求められていることを必要とする方に届ける仕事をしよう、自分を最大限にいかそう、それが自宅教室をメインの仕事として選択した決断でした。
自分に求められていることとは、暮らしの〈化学エッセンスがちょっぴり入った〉アロマとハーブのある生活の愉しさを、目に見える形で伝えること。
その頃から経営についての勉強をはじめました。
生徒さんから教室を開くノウハウを教えてほしいと要望があったことが後押しとなり、なんとなくの勘と感覚ではじめたスタート時から今に至る経験を洗い出しました。
スタート当初の「なんとなく」を分析し、うまくいった理由と欠点をまとめ、お金の流れなど人に聞きづらいことも講座内容に組み込みました。
今の教室スタイルはスタート当初とは180度姿を変えて、いくつもの変遷を経て作り上げてきたモノです。多くのトライ&エラーが積み重なり、今もなおその延長上にあります。
私のこれまでの経験を踏まえて、自宅でこの業種の教室を開くための大事だと思う要素を”しくみ化”。
(準備段階では、自分の特徴を出す専門分野をとことん磨くことが必須だと思っています。)
準備から教室運営までのことをお伝えしながら、レッスンメニューを組み立て、
先を見据えながら実際に活動するはじめのスタートをサポートします。